国際映画祭にて上映され「今敏賞」に、更に「観客賞(銅賞)」を獲得した注目の自主制作映画が、劇場で公開 ! 約30分という尺の中、驚くべきのSF的世界観と人間を繰り広げる本作は、禍の上で集まった高校生~社会人の「約100人」によって、1年に渡って制作された。 大切な人との死別や、何を生きる糧とするか等、“喪失” “依存”といった人生の中で誰もが直面する問題について、「雪の冷たさ」と「人の温かさ」の両面から描き出していく。 かつて、少女は兵器として生まれた。 世界大戦後。戦争犯罪人となったライヒトは、大量に放置された生物兵器「鉄傀」の掃討任務をこなす中で、上官であり恩人でもあるエススに想いを寄せていた。 そんなある日、エススは任務の途中ある男を追って吹雪の中へと姿を消してしまう。エススは自分を裏切ったのか、エススは自分にとって何なのか、様々な葛藤を抱えつつ、ライヒトもまた吹雪の中へ足を踏み入れてゆく……。