隅々まで探索されつくした世界に、唯一残された秘境の大穴『アビス』。 どこまで続くとも知れない深く巨大なその縦穴には、奇妙奇怪な生物たちが生息し、 今の人類では作りえない貴重な遺物が眠っている。 「アビス」の不可思議に満ちた姿は人々を魅了し、 冒険へと駆り立てた。 そうして幾度も大穴に挑戦する冒険者たちは、 次第に『探窟家』と呼ばれるようになっていった。 * アビスの縁に築かれた街『オース』に暮らす孤児のリコは、 いつか母のような偉大な探窟家になり、アビスの謎を解き明かすことを夢見ていた。 ある日、母・ライザの白笛が発見されたことをきっかけに、 アビスの奥深くへ潜ることを決意するリコ。 リコに拾われた記憶喪失のロボット・レグも 自分の記憶を探しに一緒に行くことを決意する。 * 深界四層で猛獣タマウガチの毒に苦しむリコ。 リコを救ったのは成れ果てのナナチだった。 ナナチを仲間に加え、ボンドルドの待つ深界五層へと三人は冒険を進める。 そこで、出会ったプルシュカと名乗る女の子は、 ボンドルドに育てられ外界を知らずにいた。 リコの冒険話に夢中になり一緒に冒険に行きたいと願うが、 あえなくボンドルドの実験に利用されてしまう。 しかし、プルシュカは形を変えリコの白笛となり、 一同は深界六層「還らずの都」へと進む。 そこには、成れ果てが独自の価値観を持って生活している 「成れ果ての村」と、姫・ファプタが存在していた。 ファプタの「願い」によって解放された村は崩壊し、 リコたちはファプタを誘い、深界七層へと進むのであった。