僕、ガンモ。トリであって、トリでなく、人語を解すけれど、ヒトでもない。誰が呼んだか鳥類のニューウェーブ。ニワトリモドキ、ガンモドキ。醜い、ヒヨコの子の僕は、家庭の事情から放浪の旅へ。 そして、佃家に拾われ、現在居候の身。僕の飼い主、半平太くんはやんちゃな小学三年生。それに、ちゃっかり中学生の姉・つくねちゃん。この2人のよきペットになろうとただいま悪戦苦闘中。 半平太くんの同級生は、ガリ勉・カシオ・べらんめえ・リンダ、それにガキ大将・サイゴー。ヒトクセもフタクセもあって、大変らしい。 ところで、僕には最近友達が出来たんだ。その名はデジャブー。隣に引っ越してきたあゆみちゃん家のペットなんだけど、都会派のトリなんて言って、生意気でセンスも趣味もみ~んな悪い。今度、僕をブサイクなんて呼んだら、勝負してやるんだ!!
細野不二彦原作の生活ギャグ漫画『Gu-Guガンモ』のTVアニメ化。その劇場版作品。むかしむかしある所に、おじさんとおばさんがすんでいました。おじさんがタケノコを切ると、中からタケノコタロウ(ガンモ)が誕生。一方、おばさんが拾った桃からは半平太が誕生した。タケノコタロウと半平太はそれぞれ、おじさんとおばさんにうまく丸め込まれて「元祖桃太郎」「本家桃太郎」を名乗る。そして宝を略奪するため鬼ケ島へと向かうが……。通常編の主要主人公(人語を話す奇妙なピンク色の大きな鶏・ガンモや、その友人の小学生・半平太たち)を、パロディチックなおとぎ話の世界に放り込んだ特別編。井上俊之、梶島正樹、志田正博、摩砂雪、後藤隆幸、毛利和昭、北久保弘之など21世紀の本邦アニメシーンを代表するクリエイターたちが当時まだ新鋭のまま、本作の作画に顔を揃えている。