ごく普通のOL・相沢梓は働き過ぎが原因で過労死し、不老不死の魔女アズサとして異世界に転生した。 前世での反省から、辺境の高原でのんびりスローライフを始めた彼女。 スライムを倒して小銭を稼ぎ、魔女らしく薬を作って麓の村のお世話をする。 あとはとくに何もしない。 そんな暮らしを続けるうち彼女は「高原の魔女さま」と親しまれるようになっていた――。 ところが300年後。 スライムを倒し続けた経験値で、いつの間にやらレベル99=世界最強となってしまっていたアズサ。 その噂は広まり、腕に自信のある冒険者はもちろん、決闘を挑んでくるドラゴン娘や、アズサを母と呼ぶ謎のモンスター娘まで押し掛けて来るようになってしまい――!?
散逸した御刀の調査蒐集を主な任務とする赤羽刀調査隊。 安桜美炎は、調査隊の仲間と共に職務と鍛錬に励む日々を送っていた。 『年の瀬の大災厄』から数か月後のある日、特別刀剣類管理局は、江ノ島にて正体不明の荒魂の気配を感知する。 行方をくらました荒魂の居場所を探すため、美炎たち調査隊は、療養中の鈴本葉菜の補充要員として、新多弘名という刀使を新たに迎え、捜索任務にあたるが……