三月に入り、三学期も残り1ヶ月。恋人の桜島麻衣の卒業式を迎えた梓川咲太。 七里ヶ浜の海岸で麻衣を待っていると、彼の目の前に子役時代の麻衣にそっくりな小学生が現れる―。 「おじさん、だぁれ?」 これは夢か幻か、不可思議な体験を思い返していた咲太のところに父親から電話がかかってくる。 「母さんのことなんだが、花楓に会いたいと言っててな」 それは、花楓に起きた出来事を受け止めきれず、長いこと入院していた母親から届いた「会いたい」という願い。 母の願いに応え、花楓と共に母親と会うことを決めるも久しぶりの対面の機会に緊張を隠し切れない。 そんな咲太の体には見慣れない傷跡が現れる。これは新たな思春期症候群の前触れか―。
高校二年生の三学期を迎えた梓川咲太。 三年生の先輩であり恋人の桜島麻衣と、峰ヶ原高校で一緒に過ごせる学生生活も残り僅かとなった。 そんななか、長年おうち大好きだった妹の花楓は、誰にも明かしたことのない胸の内を咲太に打ち明ける。 「お兄ちゃんが行ってる高校に行きたい」 それは花楓にとって大きな決意。 極めて難しい選択と知りながらも、咲太は優しく花楓の背中を押すことを決める。 『かえで』から『花楓』へ託された想い。二人で踏み出す未来への物語。
居住在天空与海洋辉映的城镇“藤泽”的梓川咲太,就读高中二年级。 他与既是学姐又是恋人的樱岛麻衣所度过的令人雀跃的日常,随着初恋对象牧之原翔子的出现而改变。 不知为何,存在着“中学生”和“大人”两个翔子。 出于无奈开始和翔子住在一起的咲太,受到“大人翔子”的捉弄,和麻衣的关系也变得尴尬。 此时,“中学生翔子”身患重病的事实被发现,咲太的伤痕开始隐隐作痛——。
唯、澪、律、䌷四人即将高中毕业,决定进行一次毕业旅行。梓听到信息,也决定跟随学姐们一起旅行。她们各自提出自己想要去的目的地,最终通过抽签选中去伦敦的计划。几位女生在为毕业旅行做准备的同时,关于伦敦的想象也在飞驰……